
Tokyo Docs Fund について
<設立の目的> Tokyo Docsはドキュメンタリーの国際共同製作と海外展開を支援するための国際イベントです。日本とアジアのドキュメンタリー企画を放送、配信、上映、販売などにつなげ、海外の人たちにも見てもらうことを目的に、ドキュメンタリー制作者と内外のディシジョン・メーカーとのマッチングの機会を提供します。 2011年のスタート以来、優れたドキュメンタリー企画には開発資金を提供し、将来性豊かな制作者には海外のドキュメンタリーイベントへの参加の支援を行ってきました。 開発資金の提供により優れた企画が国際共同製作として制作されるきっかけを作り、海外ドキュメンタリーイベントへの参加により、多くの制作者が海外のドキュメンタリー制作の最前線を体験し、さらにその蓄積を他の制作者と共有するなど、大きな成果を上げています。 この度こうした取り組みの位置づけを明確化するためにTokyo Docs Fundを創設します。同時に、運営の透明性を確保して支援を受ける制作者の自主性、自発性を高めるため、以下の通り規定を設けます。 <Tokyo Docs Fund規定> ■開発資金の提供 ①Tokyo Docsのピッチング・セッションで最優秀企画賞に選ばれた企画に対して1企画100万円、優秀企画賞に選ばれた企画に対して1企画50万円の開発資金を提供する ②Colors of Asiaの企画ピッチで優秀企画賞に選ばれた企画に対して1企画あたり10万円の開発資金を提供する ③以上の選考はTokyo Docsの開催期間中にTokyo Docs実行委員会によって行われ発表される ④開発資金の対象に選ばれた制作者は、受賞決定後2週間以内に開発資金の使用計画書(様式は事務局から入手)を提出すること ⑤このほか、ショート・ドキュメンタリー・ショーケースで優秀作品賞に選ばれた作品に1作品あたり20万円の賞金を授与する ⑥上記開発資金と賞金の総額は500万円とする 海外イベント参加への支援 (1)対象者 ①日本国内やアジアで活動するドキュメンタリーを制作するプロデューサー、ディレクター、監督、配給担当者 ②個人、会社所属は問わない ③個人の場合はTokyo Docsの個人会員を優先する ④会社の場合はTokyo Docsの団体会員社の所属者を優先する ⑤支援は基本的には一企画について一回のみとする (2)支援対象イベント ①IDFA、Hot Docs、Sunny Side of the Docs、Asian Side of the Doc、Docs by the Sea, Sheffield Doc/Fest, Docedge Kolkata, AIDCなどTokyo Docsと提携する海外イベント ②このほか、Tokyo Docsが重要と認めるイベント (3)支援条件 ①海外のピッチング・セッションで企画が採択された者 ②海外のドキュメンタリー祭で、上映作品、コンペティション作品として採択された者 ③海外のイベントでの公式個別ミーティングに招待された者 ④海外のワークショップに招待された者 ⑤上記の項目に関連する活動でTokyo Docsが支援対象と認めた場合 ⑥他の制度で支援を受ける場合には原則としてTokyo Docsの支援対象としない ⑦Tokyo Docsに対して、以下の報告および貢献をすること ・報告書の作成(ウェブで公開できる形で帰国後10日以内に提出) ・Tokyo Docsが開くイベントなどで報告する ・可能な限り、Tokyo Docsにボランティアとして参加する ・国際共同製作、プリセール、販売が成立した場合、映画祭で上映された場合、コンクールで受賞した場合にはTokyo Docs事務局に報告する ・完成作品に原則としてTokyo Docsからの支援を表記する 表記方法:Supported by Tokyo Docsを基本として、その他の表現に変更する場合はTokyo Docs事務局と相談の上に表記を決める (4)支援方法 ①支援するのはイベント登録料および航空券代(ディスカウントエコノミークラス) 宿泊代は支援の対象としない ②登録、航空券手配は制作者自身が行うことを原則とする ただし公的支援の対象となるイベントに関しては事務局が行う ③イベント終了後に登録料と航空券の領収書および航空券の半券を提出する ④諸々の手順についてはTokyo Docs事務局の指示に従う (4)支援の応募 ①支援制度および応募方法はウェブで公開する ②Tokyo Docs実行委員会が必要と認めた場合は随時申請を受け付ける (5)支援の決定 ①Tokyo Docs Fund委員会が支援原案を作り、Tokyo Docs実行委員会に報告して決定する。 ②Tokyo Docs Fund委員会のメンバーは天城靱彦(実行委員長)、三門健一郎(事務局長)、藤岡朝子(実行委員)、今村研一(アドバイザー)の4名とする。必要な場合はTokyo Docs実行委員会でメンバーを変更する。 Tokyo Docs Fund 海外イベント参加支援の申請 申請フォームはこちら |