Tokyo Docs 2014

国際共同製作とは

国際共同製作について

高まる国際共同製作への関心

いま日本のドキュメンタリー制作者の間で国際共同製作への関心が高まっている。きっかけは2011年3月にソウルで開かれたAsian Side of the Docというイベントだ。日本語同時通訳が用意されたため、東京からだけでなく大阪や北海道からもテレビ局、製作会社、広告会社、公共団体など映像制作にたずさわる関係者が多数参加した。

多くの参加者が最も興味を持ったのが、ドキュメンタリーの国際共同製作に向けた公開提案会議(ピッチング・セッション)。これはドキュメンタリーの制作者が自らの企画を直接、海外のテレビ局プロデューサーなど予算を持っている人たちに提案する企画会議だ。テレビ局プロデューサーの評価が得られれば、予算が提供されることとなる。日本のテレビ局との仕事がほとんどである製作会社のプロデューサーにとっては、「世界への扉は開いていたのだ!」と肌で実感する機会となった。

世界で進むドキュメンタリーの国際共同製作

海外でもドキュメンタリーは、映画やドラマなどに比べると決して主流のコンテンツではない。さらに、これまでドキュメンタリー製作を支えてきた公共テレビ放送局は、経済状況の悪化や新しいデジタルメディアの台頭、そして若者のテレビ離れなどを受けて、従来のような潤沢な予算を提供できなくなってきている。もちろん日本でも状況は変わらない。

こうした厳しい状況の中で番組の製作予算を確保するため盛んに行われているのが“国際共同製作”という仕組みだ。企画開発、製作資金の確保、撮影・編集などのさまざまな場面で協力し、国際的に共同で番組作りを進めるのが国際共同製作だ。

国際共同製作の種類

国際共同製作にはいくつかのタイプがある。

◇製作分担型の国際共同製作
ある国のテレビ局が提案した企画に他の国のテレビ局が参加して、企画開発、撮影、編集などを共同で行う。
◇番組交換型の国際共同製作
複数の国のテレビ局がひとつのテーマでドキュメンタリーを製作し、番組を交換しあう。
◇製作予算分担型の国際共同製作
Independent Filmmakerと呼ばれる製作会社のプロデューサー、ディレクターやドキュメンタリー監督が発意した企画に対し、複数の国のテレビ局や財団が製作予算を提供する。実際に製作するのはIndependent Filmmakerで、様々な国のテレビ局や財団が製作予算を“共同”で分担することになる。ピッチング・セッションで検討されるのはこの形の国際共同製作が多い。

海外イベント事情

Tokyo Docs 2013でのピッチングの様子

“製作予算分担型の国際共同製作”が成立する道筋が、ここ10~15年で大きく整備されてきている。中心的な役割を果たしているのが、国際的なドキュメンタリー祭で開かれる“ピッチング・セッション”だ。ピッチ・イベントともよばれる。

Pitchを直訳すると「投げる」。ドキュメンタリーの世界では、「提案を投げる」、「提案をする」という意味で使われる。時に名詞的に「提案企画」という意味にもなる。つまりピッチング・セッションとは「提案会議」だ。

日本では2011年12月に、初めてドキュメンタリーの国際的なピッチング・セッションが開かれた。東京TVフォーラムの中心的なイベントとして企画されたもので、海外から招待された20人のコミッショニング・エディターに対し、21の企画が提案された。なお、東京TVフォーラムは2013年からTokyo Docs という名称に変更された。

ピッチング・セッションなどIndependent Filmmakerを応援しようというイベントは世界各地で毎月のように開かれている。

手をつなぐ場

Tokyo Docs 2013でのミーティング風景

扉は開かれたと言ってもすぐに国際共同製作実現するわけではない。制作者自身も、テレビ局もまだまだ知識もノウハウも足りない。公共の支援もまったくないと言っていいほどだ。しかしドキュメンタリーに関わる人たちが、立場を超えて手をとりあうことが大切だろう。

海外のドキュメンタリー祭には、制作者、テレビ局関係者、財団関係者、配給業者、国際プロデューサーなど様々な業種の人たちが集まるが、どのドキュメンタリー祭も雰囲気がとても暖かく、そして楽しい。それはとりもなおさず、みんなドキュメンタリーが大好きだからだ。立場が違っても、“良いドキュメンタリーに製作資金を何とか集め、制作者の熱い思いを実現させてあげよう”という目標に向かって、立場が違う人たちが協力しあっている。

もちろんきわめてプロフェッショナルな人たちの集団で、心意気だけではドキュメンタリーを作らせてはもらえない。しかし思いは同じ。とても気持ちのよい業界だ。

ひとりでも多くの日本のドキュメンタリー関係者が、世界に踏み出すことを願ってやまない。

世界のドキュメンタリー祭

欧米の2大ドキュメンタリー祭

◆Hot Docs カナダ/北米最大のドキュメンタリー祭
Hot Docs

Hot Docsは1993創設のカナダ・トロントで開かれる国際ドキュメンタリー祭。その名前はホットドッグ(hot dog)のスペルをもじったもので、“ホットなドキュメンタリー”という意味もあるようだ。毎年5月初旬に10日程度の日程で行われ、200本近くのドキュメンタリー映画が上映され20万人近い観客動員数を誇る。

同時に様々なIndustry programsが開かれる。ちなみにIndustryは直訳すると産業という意味。Industry programsもしくはIndustry eventsはドキュメンタリー産業を支援するために開かれるイベントだ。

◇Hot Docs Forumとは

Hot Docsの中核イベントとして位置づけられるドキュメンタリー企画の国際共同製作に向けた提案会議。2014年には20本の企画が提案され、およそ200人のTV局プロデューサー、製作支援を行っている財団のプロデューサー、配給業者などが参加した。このイベントの目的を主催者は下記のように説明している。

  • すぐれた国際的な企画に対する製作資金やノウハウ面での支援
  • 製作資金を提供することができる責任者との密なるネットワーキング提供
  • 新進気鋭の制作者への機会提供

制作者には資金を、テレビ局のプロデューサーには企画の情報を、傍聴者にはドキュメンタリー製作の知識を、そしてすべての人にネットワーキングの機会を提供するということであろう。

◇企画応募のガイドライン

Hot Docs Forumに応募できる企画要件の概要は下記の通り。放送用尺つまり50~60分、75~90分程度の長尺版、シリーズ番組、ネットとの連動など。短編以外であれば、形式は問わない。

  • インデペンデント(独立系)であること。
  • 製作資金の20%以上75%以下が確保されていること。
  • 提案会議で上映するトレーラー(デモ映像)を事前に送付。

Hot Docs Forumのホームページには、様々な情報が懇切丁寧に載っている。しかしどういったジャンルの企画を受け付けるかについては記載が無いが、社会の実像を映し出す企画、過去の歴史を再評価する企画などが採用される傾向がある。

HP:
http://www.hotdocs.ca/
◆IDFA (International Documentary Film Festival Amsterdam) オランダ
IDFA

IDFA(イドファ)はオランダ国内および世界のドキュメンタリー文化を活性化するために1988年に始まった。「ヨーロッパ最大のドキュメンタリー関連イベント」とされることに、業界関係者に異論は無い。

◇ピッチング・セッション

IDFAのForumは、参加するコミッショニング・エディターの数、企画のクォリティ、集まる製作資金などいずれも世界最大規模ピッチング・セッションだ。メインの提案会議については、製作資金の25%が確保済みでないとそもそも応募できないなど敷居は高いが、アジアからの企画応募については数が少ないこともあり欧米の企画に比べると競争率は低いと思われる。

◇その他のイベント

IDFAで行われるコンペティション部門はドキュメンタリー関係者の注目度が高い。Feature Lengthと呼ばれる長尺ジャンル、テレビ版つまり50分前後のジャンル、そして若手監督向けの“第1作目ジャンル”などに分けられる。授賞式の最後に呼ばれるのは、やはり長尺版部門のグランプリ。この部門の価値が最も高い。

HP:
http://www.idfa.nl/industry.aspx

英仏の2大イベント

◆Sunny Side of the Doc フランス
Sunny Side of the Doc

フランスの団体が主催するドキュメンタリーの国際共同製作関係者が集まるイベント。以前はマルセイユで開かれていたが、現在の開催場所はフランス西部のラ・ロシェル(La Rochelle)。大西洋をのぞむ、こぢんまりとした港町だ。

2014年が25回目の開催、毎年6月後半に行われている。2011年の実績報告によると参加者は1743人、コミッショニング・エディター(予算を持っているTV局や財団のプロデューサー)とバイヤーは290人、455団体が展示を行った。会場は港沿いにあるイベント会場で、ドキュメンタリー祭としては珍しくテレビ局や大手プロダクションの展示も行われる。Hot Docs(カナダ)やIDFA(オランダ)と比べるとアットホームな雰囲気が感じられるイベントだ。

HP:
http://www.sunnysideofthedoc.com/
◆Sheffield Doc/Fest イギリス
Sheffield Doc/Fest

イギリスのシェフィールドで5日間の日程で開かれるドキュメンタリー祭。これまではIDFAと競合する秋に開かれていた、2010年から6月に開催時期を変更した。IDFAとは日程が離れたが、こんどはフランス系のSunny Side of the Docと日程が近接した。TV局関係者の間でも「同じ6月に2回も出張できない。困った・・・」という声が聞かれる。

Sunny Side of the Docがアジアも含めた世界の企画が集まるのに対し、Sheffield Doc/Fest(シェフィールド・ドキュメンタリー祭)は、ヨーロッパを中心とした企画やドキュメンタリー関係者が集まる。特徴はピッチング・セッションが行われず、制作者とコミッショニング・エディターとのミーティングが集中的にオーガナイズされること。

HP:
http://sheffdocfest.com/

アジアのドキュメンタリー祭

◆EIDF (EBS International Documentary Festival) 韓国
EIDF

韓国の教育系公共放送EBSが主催しているドキュメンタリー祭。2004年から毎年8月にソウルで開かれている。コンペティション、劇場での上映、テレビでの放送、小規模な提案会議などが行われている。劇場での上映だけでなく、合わせて放送を行うのが特徴。世界のドキュメンタリーを韓国の視聴者に広く知らしめる点でたいへん意味のあるイベント。制作者向けのトレーニングイベントも開かれるが、提案会議も応募は国内の制作者に限られるなど、もっぱら韓国国内向けの催しだ。

HP:
http://www.eidf.org/en
◆CCDF (CNEX CHINESE DOC FORUM) 台湾
CCDF

CNEXという台湾、中国、香港で活動している団体が企画、運営しているドキュメンタリー・イベント。2014年の開催が5回目、毎年9月に開かれる。主催者は「CCDFはドキュメンタリー制作の“場”(プラットフォーム)だ。つまりドキュメンタリー制作者を、コミッショニング・エディター、バイヤー、財団と結びつけ、ドキュメンタリー製作を支援し、プロフェッショナルとしての交流を提供し、国際共同製作を推進する」としている。

CCDFでは、制作者向けのワークショップ、トレーニングセッション、ピッチング・セッションなどが行われる。主に中国・台湾・香港の制作者を支援する目的だが、日本から参加することも可能だ。ピッチング・セッションで受け付けるのは、中国ネタに限られる。

HP:
http://www.cnex.org.tw/cnex_all.php/42.html
◆ASD (Asian Side of the Doc)
ASD

Sunny Side of the Docを開催するフランスの団体が2010年からアジアで開催しているドキュメンタリーのイベント。2010年は香港、2011年はソウル、2012年は東京、2013年はクアラルンプール、2014年は中国・成都で開かれた。これまではすべて3月の開催だ。

ASDでもワークショップやトレーニングセッションが行われるが、中心はピッチング・セッションだ。ヨーロッパを中心に北米、アジアのコミッショニング・エディターや財団関係者が参加する。

HP:
http://www.sunnysideofthedoc.com/asianside/
◆Tokyo Docs
Tokyo Docs

東京TVフォーラムという名称で2011年12月に第1回が開かれた日本初の本格的なドキュメンタリーの国際イベント。2013年からTokyo Docs と名称を変更した。主催はNPO法人東京TVフォーラムと一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)で、総務省、経済産業省、NHK、民放連などが後援。

2013年は4日間の日程で開かれ、初日はアジアのプロデューサーとの情報交換を目的とするアジア・デー、2、3、4日目はピッチング・セッションとワークショップが行われた。およそ30人のコミッショニング・エディターや配給業者を招待して開かれたピッチング・セッションは、日本の制作者が日本語でピッチできる貴重な機会となっている。

参加したコミッショニング・エディターは、BBC(イギリス)、FT(フランス)、NDR(ドイツ)、DR(デンマーク)、PBS(アメリカ)、Knowledge(カナダ)、KBS(韓国)、Discovery (カナダ、シンガポール)、National Geographic(香港)など。この他にフランス、ドイツ、中国などから有力な番組配給業者も参加した。

2014年は10月末に開かれる予定となっている。

HP:
http://tokyodocs.jp/2014/

テレビ番組最大のマーケット

◆MIPTV/MIPCOM カンヌ
MIPTV/MIPCOM

毎年、春と秋に行われる世界最大のテレビ番組マーケット。ドラマ、アニメ、ドキュメンタリー、ライフスタイル、リアリティ・ショー、フォーマットなど、あらゆるコンテンツが一同に会する。ドキュメンタリーの国際共同製作に向けたピッチや話し合いも行われるが、基本的にMIPTV/MIPCOMは“完成番組の市場”だ。

会場はフランス・カンヌのPalais des Festivals。カンヌ映画祭と同じ会場だ。広い会場に多くのブースが並ぶ。「これほどたくさんのテレビ局、配給業者、製作プロダクションが世界には存在するのだ」と圧倒される。バイヤー、セラーは30分単位で打合せをブッキングするが、会場が広いので、うまくスケジューリングしないと移動ばかりに時間をとられることになる。

HP:
http://www.miptv.com/
http://www.mipcom.com/

海外ファンド事情

世界を見渡すとドキュメンタリーの製作を支援する基金、財団、ドキュメンタリー祭の数は少なくない。企画開発、撮影、ポスプロ、そして配給など様々な場面での助成を行っている。サンダンス映画祭ドキュメンタリー・ファンドのウェブサイトには、「毎年、世界61か国で500本の作品が資金的な支援を受けている」と記述されている。

しかし一般的にこうした製作資金援助プログラムでは、応募が多く競争が激しく、採択されても実際にお金が振り込まれるまで時間がかかるなど、留意すべき点は少なくない。

残念ながら日本にはドキュメンタリーを支援するファンドはほとんど存在しないため、海外のファンドに応募することになるが、当然、応募は英語。日本の制作者にとって敷居が高いことは確かだ。

アメリカのファンド(財団・基金・支援機構)

◆ITVS (Independent Television Service)
ITVS

ITVSはアメリカの公共放送に優良な番組を提供するため、世界のドキュメンタリー制作者に支援を行っている。

「ITVSはクリエイティブで、進取の気性に富み、通常のテレビ番組では目にすることのない視点を持った番組を作るためIndependent Producerたちと手をとりあっていく」と目標を掲げている。また視聴率を稼ぐための番組ではなく、忘れ去られたような存在になっている視聴者にも届く作品を製作し、社会に様々な声を伝えていくのもITVSのゴールだとしている。

アメリカのほとんどのファンドが見返りを求めないのに対し、ITVSはアメリカの公共放送(PBS)で放送することを前提としているため、支援を受けたドキュメンタリーのアメリカでの放送権はITVSが持つこととなる。

<ITVS編成担当副代表 クレア・アギラー(Claire Aguilar)さんからのメッセージ>

クレア・アギラー

私たちは日本のIndependent Filmmakerのみなさんからの応募を歓迎します。単発ドキュメンタリーの国際共同制作をいっしょに進めましょう。日本の作品に資金提供し、社会問題を扱うドキュメンタリーをアメリカ放送することは、とても重要なことです。私たちは2005年以降、100本以上のドキュメンタリーの国際共同製作を世界中の制作者と進めてきました。これからはアジアのみなさんと国際共同製作を行うことに大いに興味があります。次回の応募締め切りは12月です。下記のウェブサイトから、是非、応募してください!

http://itvs.org/funding/international/expect

◆TFI (Tribeca Film Institute)
TFI

TFIは、2001年のロバート・デニーロらによって設立された非営利団体。資金と専門的な知識を提供することで、Independent Filmmakerを支援している。ニューヨークで映像制作を学んでいる学生への教育事業にも熱心だ。

TFIの活動の一つが、GucciがサポートしているThe Gucci Tribeca Documentary Fund。人間をテーマにした社会派の長尺ドキュメンタリーへの制作資金提供を行う。世界のどこからでも申請可能だ。これまでに選ばれた作品は、「熟慮を重ねた深い語り口で、ユニークで力強い映像表現がある」と、特徴づけている。

HP:
https://tribecafilminstitute.org/programs/
detail/tfi_documentary_fund
◆Sundance Film Festival
Sundance Film Festival

サンダンス映画祭は1981年にロバート・レッドフォードが中心となって始めた映画祭。運営母体となっているSundance Instituteは、ドキュメンタリー映画への支援も行っている。プロジェクトの一つがSundance Institute Documentary Fund(サンダンス・ドキュメンタリー・ファンド)だ。資金提供の対象となるテーマは、「現代的な人権問題、表現の自由、社会正義、市民の自由、社会問題の批判など。世界の人たちの生活をより良くしようという志を感じるテーマ設定だ。

開発に対する援助は2万ドルまで。ラフカットまでは必要ないが、短いトレーラー提供が推奨されている。撮影、ポスプロ段階での支援の上限は5万ドル。20分から75分のラフカットが必要となる。ラフカットとは言ってもストーリーラインや表現手法など、作品の最終形をきちんと伝えるものが求められている。

HP:
http://www.sundance.org/programs/documentary-fund/
◆Cinereach シネリーチ
Cinereach

ニューヨークに拠点を置く非営利団体。フィクション、ノンフィクションの映像作品へのサポートを行っている。2006年から2011年までに拠出した助成金は500万ドルを超える。

助成金は作品ごとに5,000ドルから50,000ドルの間となっていて、開発、撮影、ポスプロのいずれの段階でも助成が可能。毎年5本から15本の作品を採択している。「映画的な視覚表現とストーリー展開が必要」としている事から伺えるように、ドキュメンタリーでも映画的なアプローチの作品が好まれるようだ。

HP:
http://www.cinereach.org/

アジアのファンド(財団・基金・支援機構)

◆Asian Network of Documentary (AND) Fund
Asian Network of Documentary (AND) Fund

韓国のプサン国際映画祭が2007年に立ち上げたAsian Cinema Fund(ACF)の一部門。支援額は、約5,000ドルと約10,000ドルの2種類。応募の条件は撮影段階、もしくはポスプロ段階にある作品で、長尺版の劇場公開を目指していること。テレビ向けに作られる作品は対象外だ。劇場公開のあとにテレビで放送することは問題ない。

HP:
http://acf.biff.kr/Template/Builder/00000001/page.asp?page_num=1891
◆HAF (Hong Kong - Asia Film Financing Forum) 香港アジア映画支援ファンド
HAF

HAFは主にフィクション映画の支援を行ってきたが、2012年からはノン・フィクションの映画への支援も始めた。日本のドキュメンタリー制作者が応募可能なのは、HAF Award (non-Hong Kong Project)だ。支援金は15万香港ドル(約130万円)。

制作段階は問わないが、アーティスティックであり、かつ商業的な価値も問うとしている。commercial quality を掲げているのは、いかにも香港の財団らしい。

HP:
http://www.haf.org.hk/haf/

クラウドファンディング運営会社との提携について

ニュークリア・ネイション

Tokyo Docs では、ドキュメンタリーの製作資金調達の新しい可能性を切り拓くために、2013年からクラウドファンディングの運営会社である株式会社モーションギャラリーと提携を始めました。

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて市民から幅広く資金を募るシステムで、欧米はもとより、最近日本でも映像作品をつくるための製作資金調達に活用されています。

モーションギャラリーのホームページより―――
クラウドファンディング(英語:crowd funding)とは、クリエイター・表現者が不特定多数の人からプロジェクト資金を募る事を指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、プロジェクトを始める前の段階でアイデアを元に資金を募る、新しい資金調達の仕組みです。
映画、アート、音楽、ゲーム、出版や、イベントの開催、そしてソーシャルグッドな活動など、様々なクリエィティブ活動をスタートさせる新しい形として活用されています。MotionGallery

モーションギャラリーは、日本国内で最大級のクラウドファンディング・プラットフォームで、これまで映像作品の製作資金調達に関して、多くの実績を残しております。

Tokyo Docs第一回目(TTVF 2011)の参加企画である「ニュークリア・ネイション」は、劇場公開版の続編製作にあたってモーションギャラリーでクラウドファンディングを行ない製作費の一部の調達を行なっております。

Tokyo Docs本番でのピッチングセッション参加企画で、クラウドファンディングを検討されているものについては、Tokyo Docs実行委員会からモーションギャラリーに公式推薦いたします。

また、ピッチングセッションを待たずにクラウドファンディングを検討したいものについては、モーションギャラリーをご紹介いたします。

◆参考例(※以下はTokyo Docs関連の企画ではありません)
製作費の募集
https://motion-gallery.net/projects/doctor-hida
https://motion-gallery.net/projects/oyako-movie
https://motion-gallery.net/projects/kiaro
ロケ費の募集
https://motion-gallery.net/projects/neboke
海外作品の日本公開資金募集
https://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050
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