ドキュメンタリーの“国際標準”を学べるTTVF

TTVF 2012(2012年12月10日~12日)では、様々なイベントが開かれますが中でも注目は、3日間に渡り行われる「ピッチング・セッション(Pitching Session)」です。
ピッチング・セッションは世界で広く行われているもので、ドキュメンタリーの国際共同制作を実現するために企画を提案する場です。
日本のテレビ番組制作者のこれからの大きな課題のひとつは、海外に通用するコンテンツを制作することではないでしょうか。

TTVFは、海外の放送局、製作会社、配給会社と共同制作を行いたいという意欲ある制作者の参加をお待ちしております。

ピッチング・セッションの他に、今年からは、海外の専門家などをお呼びして下記の通り3回に渡りトレーニング・セッションを開催します。

第1回(9月13、14日 終了しました)

  • 海外で求められる企画とは何か?
  • 国際的に通用するドキュメンタリーとは?

第2回(11月初旬)

  • トレーラー(企画説明映像)の作り方
  • プレゼンテーション進め方
  • 企画書の書き方・・・など実践的なレクチャー

第3回(12月8日)

  • 本番直前、ピッチング・セッション入選者のためのトレーニング
  • 入選者以外も傍聴可能
  • 講師 国際プロデューサー ピーター・ウィントニックさん 他

さらにTTVFでは、ピッチング・セッション終了後も、国際共同制作が成立に向けて様々な支援を行っていきたいと考えております。

3日間のタイムテーブル (PDF:約127KB)

トレーニングセッション3回目は12月8日です!

11月6日に第2回トレーニングセッションが終了しました。
大勢の方々の参加をいただき、感謝です。
次回は本番の二日前の12月8日です!本番通りのにピッチを行い、国際プロデューサーのピーター・ウィントニックさんとイスラエル人国際プロデューサーのバラク・ヘイマンさんに講評してもらいます。ピッチされる方々以外の参加も可能です。来年のピッチング・セッションを目指す方々もお越しください。

第3回トレーニングセッション
12月8日(土)9時〜
千代田放送会館

第2回トレーニングセッションは11月6日(火)に開催

TTVFのピッチング・セッションに向けた
第2回トレーニングセッションを11月6日(火)に開催します。
実際に海外の提案会議で使用された映像や資料を参考にしながら
ピッチの方法、トレーラーの作り方、用意すべき英語資料などについての
情報を提供いたします。
TTVFのピッチング・セッションでプレゼンされる方だけでなく、
どなたでも参加できますのでお越しください。

場所は千代田放送会館、時間は11月6日(火)13時半からです。

千代田放送会館  千代田区紀尾井町1−1‎ (03)3238-740

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詳しくは下記までお問い合わせください。
■TTVF実行委員会事務局
メール:info@ttvf.jp
電話 03-3582-8520

ストーリー構築のためのチェックリスト

第1回のトレーニングセッションで
講師のハンスロバート・アイゼンハウアー氏が
「ドキュメンタリーには”ストーリー”が必要だ。
どのようにすれば、ストーリーを構築できるのか?
それを考えるのに、とても有効なチェックリストがある」と
12項目に及ぶリストを紹介してくれました。
つたない翻訳で恐縮ですが、ご紹介します。(翻訳 NEP今村)

Storytelling : A Checklist ドキュメンタリーのストーリー・チェックリスト
Quoted partly from the book of Sheila Curran Bernard “Documentary Storytelling”
”ドキュメンタリー・ストーリテリング”(Sheila Curran Bernard著)を元に
ハンスロバート・アイゼンハウアー氏が加筆、改編しています (注釈・翻訳 NEP今村)

1) Are you telling a compelling and dramatic story and giving the viewer a reason to watch?
あなたが制作しようとしているドキュメンタリーには、魅力的でドラマティックなストーリーがあり、視聴者に「見たい」と思わせることができるか?

2) Is there a story that has a beginning, a middle and an end?
ストーリーには、始まりがあり、中身(展開)があり、そして結末があるか?

3) Does your film involve the viewer in a story unfolding on screen, rather than talk at them?
あなたの作品では、言葉ではなく映像でストーリーを視聴者に語りかけているか?

4) Are there interesting questions being asked and answered throughout, offering mystery and suspense?
全編を通して疑問を投げかけ、その答えを提示することで、作品にミステリー(謎)とサスペンス(期待)を視聴者に与えているか?

5) Are you offering new information and an unusual perspective? Is there food for thought or reflection?
作品には新しい情報とユニークな視点があるか?そして、視聴者に様々な考えや思いを引き起こす材料があるか?

6) Have you created moments of discovery for the audience?
視聴者に何かを”発見した”と思わせる要素があるか?

7) Have you “cast” the film carefully?
Are your characters compelling?
Can they deliver what they have to say?
Are they interesting to look at?
作品と取り上げる要素は、注意深く“配役”できているか?
登場人物は魅力的か?
その人物が言って然るべきことを言わせているか?
見た目にも面白い(魅力的)か?

8) Are the locations and the interview settings carefully chosen?
撮影する場所、インタビューする場所は注意深く選んだか?

9) Does your film “show” and not “talk”?
あなたの作品は”語る”のではなく、”視覚的に描いている”か?

10) Does the story that was set up at the film’s beginning pay off at the end? Can you articulate that story in one sentence or two?
作品の冒頭で提示されたストーリーは、最後できちんとけりがついているか?
そのストーリーは簡潔に語ることができているか?

11) Does the film seem like “just another documentary” or is it something that people might want to tell each other about the next day?
あなたの作品は「どこかで見たようなドキュメンタリー」か?それとも、見た人が次の日に「きのう見た?」とまわりに話したくなるようなドキュメンタリーか?

12) And the overall question:
Does your film give the audience some sort of excitement? Do you tell your story with some humor? (if possible)

すべてに関わる設問
あなたの作品は視聴者を何らかの形でハイにできるか?
(可能ならばだが)ストーリーにはユーモアがあるか?

出典 Sheila Curran Bernard “Documentary Storytelling”
一部改編  ハンスロバート・アイゼンハウアー
翻訳     NEP 今村 研一

“Documentary Storytelling”はネットで購入が可能です。
ご参考までに某サイトのページをリンクしておきます。

第1回トレーニングセッション 終了!

TTVF2012に向けては
3回のトレーニングセッションが行われますが、
その第1回が9月13日、14日に無事終了しました。
ドイツから来ていただいた
講師のハンスロバート・アイゼンハウアーさんも
日本のドキュメンタリー制作者と情報交換ができて
楽しかったと、おっしゃってました。

来場したいただいた方々、ご協力いただいた方々、
ありがとうございました。

第2回は11月初旬、第3回は12月8日に開催します。
第3回にはカナダから、国際共同制作の世界で
大活躍しているピーター・ウィントニックさんが
講師として参加することが決まりました。
このほか詳細が決まりましたら、このウェブで発表いたします。

第1回トレーニング・セッション(9/13-14開催)

EISENHAUER, Hans Robert

TTVF 2012に向けたトレーニング・セッションの第1回は、長くドイツの公共放送でドキュメンタリー・プロデューサーとして活躍したハンス ロバート・アイゼンハウアー氏が講師です。
アイゼンハワー氏は1985年にZDF(ドイツ公共放送)にプロデューサーとして入局。それ以来、ドキュメンタリーの国際共同制作を数多く手がけてきました。ヨーロッパ、北米、アジアで行われたピッチング・セッションにも参加し、その鋭い視点と幅広い見識から名物コミッショニング・エディターとして知られていました。
2011年からはVentana Film社を設立し、国際プロデューサーとしてドキュメンタリーの国際共同制作に関わっています。今年、日本でも放映された「Children of Tsunami」(子どもたちが語る“あの日”/NHK・BS世界のドキュメンタリーで放送)にもプロデューサーとして参加しました。
また、ヨーロッパや中東で開かれたドキュメンタリー祭に講師として招聘され、若い制作者にドキュメンタリー制作のノウハウを教える活動も行っています。
今回は国際共同制作の経験が浅い日本の制作者向けに、“国際標準”のドキュメンタリー制作の基本や、ピッチング・セッションで成功するためのノウハウ、ファンディングの方法などを講義してもらいます。この他、国際共同制作に詳しい日本人プロデューサーが、日本で行われている国際共同制作の現状や、TTVFへの企画提案を行うたにあたってのポイントを講義します。

■テーマ
 国際的に通用するドキュメンタリーとは?

■講師
 国際プロデューサー(元ドイツ公共放送ZDFプロデューサー)
ハンスロバート・アイゼンハウアー氏

ハンス ロバート・エイゼンハウアー/EISENHAUER, Hans Robert

      1979~ ベルリンでTVプロデューサーとして独立
      1983~ スタジオ・ハンブルグのスクリプトライラー兼プロデューサー
      1985~ ZDF(ドイツ公共放送) プロデューサー
      1991~ ARTE(独)制作副部長 兼 “Theme Evenings”編集長。国際共同制作を多数行う
      2005~ ZDFプロデューサー 6年間に約50作品をプロデュース
      2011~ ZDF退社 ベルリンでVentana Film社を設立
      国際プロデューサーとして活動開始
      ドキュメンタリー制作の講師として各地で講演

■日時
 9月13日(木)~14日(金)

■場所
 千代田放送会館(千代田区紀尾井町1−1)

■参加料
 5,000円(消費税込み)

■その他
 英日同時通訳あり

■申し込み方法
 TTVF事務局までご連絡ください。電話:03-3582-8520/メール:info@ttvf.jp

■スケジュール

―9月13日木曜日(1日目)

10:00 – 12:00 <Session 1>
国際的に通用するドキュメンタリーとは?:ハンス ロバート・アイゼンハウアー氏

14:00 – 15:30 Session 2
日本、アジアから何を発信すべきなのか?:ハンス ロバート・アイゼンハウアー氏
—-”Children of Tsunami”( 子どもたちが語る“あの日”)の一部試写

15:30 – 16:30 <Session 3>
国際共同制作ドキュメンタリーの成功例:NHKエンタープライズEP 浜野高宏

16:30 – 17:30 <Session 4>
ディスカッション、Audienceとの質疑応答

18:00 – 19:00 懇親会

―9月14日金曜日(2日目)

10:00 – 10:30  <Session 5>
ピッチング・セッションとは?:NHKエンタープライズEP 今村研一
—-TTVF 2012優秀ピッチの上映

10:30 – 12:00  <Session 6> 
実践的なドキュメンタリー講座 PartI:ハンス ロバート・アイゼンハウアー氏
—-シノプシス、トリートメントなどの書き方、ティーザーの作り方、プレゼンの仕方

14:00 – 15:30 <Session 7>
実践的なドキュメンタリー講座 PartII
—-ストーリー構成の方法、コミッショニング・エディターは何を期待しているのか?
—-良いピッチ、悪いピッチとは?

15:30 – 16:30 <Session 8>
世界で行われているピッチング・セッションの実例紹介NHKエンタープライズEP 今村研一

16:30 – 17:30 <Session 9>
国際共同制作におけるファンディング:ハンス ロバート・アイゼンハウアー氏

17:30 – 18:00 Audienceとの質疑応答

※ 内容はハンス ロバート・アイゼンハウアー氏と調整中のため、変わることがあります。
※ 変更になった場合は、ウェブで発表します。
※有料のセッションです。

テーマを変えた3回のトレーニング・セッション

TTVF 2012では、トレーニング・セッションを3回開く予定です。

第1回(9月13日~14日) 国際的ドキュメンタリーとは?

海外から専門家を招き、“日本のドキュメンタリー制作者に求められているもの”、“海外のテレビ局と国際共同制作をするためにどういった準備が必要なのか”など、国際的に通用するドキュメンタリーを制作するためのノウハウを講演していただきます。
「同時通訳付き、有料」の予定です。

第2回(11月初旬) 実践的ピッチング・セッション講座

TTVF 2012に参加する制作者向けに、ピッチング・セッションでの提案説明の流れ、用意すべきトレーラー(映像)、質疑応答に臨む心構え、提案説明資料の書き方など、ミーティングに用意すべき資料など実際的なレッスンを行います。去年のTTVFで奨励賞に選ばれた企画のピッチの様子を、動画で上映する予定です。
講師は国際共同制作に詳しい日本人プロデューサーなどが担当します。

第3回 12月8日(土)  ピッチング・セッション 本番直前対策

ピッチング・セッションに選ばれた制作者に、実際に提案を行っていただきます。カナダの専門家、国際共同制作に詳しい日本人プロデューサーなどから本番さながらの講評や、さらに突っ込んだ改善点のアドバイスを行います。入選者以外も傍聴が可能です。